建築主の希望もあってスパニッシュなデザインになっていますが、内部には本格的な茶室もある建物です。
玄関に入ると20帖の玄関ホールが広がり、高さ7mもある天井シーリングファンが回り、正面の背の高い両開き扉を開けると、高さ3〜4mの斜め天井に間接照明のある25帖の居間にさしかかります。居間を中心に食堂・台所・和室・娯楽室が取り囲み、食堂の奥にひっそりと寝室を配置しました。
住宅の設計は安全性、動線を考慮しいかにして空間をつくりあげていくかが計画上の技量となり、快適性を機械設備でまかなうのもいいのですが、完成後、想像以上の自然な空気の流れを感じたことは、何よりも良かったとお言葉をいただきました。
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